Apple製品が安いと分かるたった5つの理由

Apple製品って割高なイメージがありますよね。

ブランド料が掛かってるからだとか、品質や保証が良いからだとか。

でも意外と安いんです。今回はその理由をご紹介します。

 

そもそもなぜ高いと感じるのか?

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結論から言うと、スペックが同じでもっと安い製品を他社が出しているからです。

Macbook Proなどが顕著ですね。

Appleは3072×1920解像度(4Kより少し下)のIPSディスプレイ、i7-9750H、Radeon Pro 5300Mのものを約27万円で販売しています。

一方Dellは4K有機EL、i7-9750H、GeForce GTX 1650のものを23万円で販売しています。

Dellの方が4万円安く、よりハイスペックを手に入れられる訳です。

これだけ見ればApple製品が高いという意見にも頷けてしまいます。

 

ではなぜ安い理由があるのか?

これは皆さんが気になるポイントだと思います。

それは以下の5つです。

・使用後の売却価格が高い

・別料金ながら新品同様品と交換出来る保証

・洗練されたデザインと厳格な品質管理

・独自OS

・最近は低価格帯に力を入れている

 

使用後の売却価格が高い

これが最大の理由です。

Macbook Proにフォーカスしてオークションを見てみると、5年前の製品ですら4割程度の価格で売れていることが分かります。普通ならばなかなか考えられません。

2年前のモデルに至っては購入価格の7割以上で売れてしまいます。

そう考えれば、ランニングコストは他のwindows PCより遥かに安いと言えますね。

なぜ高値で売れるのか?

Appleのブランド力、古い製品でも美しいデザイン性、厳格な品質管理、スペックよりブランドを気にして買う人が多いなど、様々な理由があります。

これはひとえにAppleマーケティングの上手さでしょう。

 

別料金ながら新品同等品と交換できる保証サービス

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ご存知の人も多いであろうApple Care+。購入時や購入後30日以内に別料金を払うことで、Appleの手厚い保証が2年間受けられるサービスです。

バッテリーの最大容量が出荷時の80%以下になれば無料で交換してくれるサービスや、壊滅的な損傷が無い限りは数千円で新品同等品と交換して貰えるサービス(利用時はバックアップを取りましょう)など、他メーカーでは考えられない手厚さです。

これにより安心して裸でも使えるので、Apple製品のデザイン性を損なうことがありません。正直壊れない保証が無いケースやフィルムを買うより、このサービスを使って裸で使った方が気分が良いですし、スマートだと思います。

 

洗練されたデザインと品質管理

Appleの特徴でもある洗練されたデザイン。スタバで製品を堂々と使う時の優越感は計り知れません(笑)。デザインとパフォーマンスを両立されることは大変難しく、設計や製造に他より多くのコストが掛かっています

また品質管理の厳格さは世界トップクラスで、半導体のメーカーにプレミアを払って独自の基準に合う部品を調達している程です。また個人情報の管理も厳しく、プライバシーを優先してアメリカ政府への個人情報の受け渡しを拒否したこともあるそうです(あくまで噂ですが)。

 

独自OS

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 Appleは全ての製品に独自OSを採用しています。iPhoneならiOSiPadならiPadOS、MacならMacOSといった具合です。独自に開発することで製品に最適化されたOSを作ることが出来ます。新たにOSを開発するのはコストが掛かりますから、Appleの努力には脱帽です。

最近は低価格帯に力を入れている

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iPhoneSE2が発表されたことは記憶に新しいですね。iPhone 11 Pro Maxと同じSoCを採用しつつも5万円を切るという驚愕のコスパです。これにより客層が広がりました。

iPad ProやMacBook Airなども値下げの傾向があり、他社と競っていく姿勢が感じられます。これからの価格競争に期待です。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。Apple製品についての知識が少しでも深まれば幸いです。

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intimeってどんなブランド?イヤホンをまとめてみた!

皆さんはintime(アンティーム)というブランドをご存知でしょうか?

今回はintimeの誕生秘話やイヤホンをご紹介します!

 

intimeって?

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intimeは群馬県高崎市に位置するo2aid社が手掛けるイヤホンブランドです。

2016年に創立されて以降、高い熱意と技術力で様々なイヤホンを世に送り出しています。

 

intimeの誕生秘話

intimeは現在のo2aid社代表である渡部嘉之さんによって設立されました。

渡部さんには3人の子供がいましたが、全員100円均一のイヤホンで音楽を聞いていました。彼らにとってはそれで十分らしく、ハイレゾには高すぎて手が出ないということでした。

そのとき彼は若者と未来のオーディオのために、学生でもちょっとだけ背伸びすれば購入出来るような価格帯で、オーディオマニアも満足するようなイヤホンを作ろうと決心したのです。

彼は30年かけて研究してきたエレクトリックセラミックの技術を活かしてハイレゾイヤホンの開発を行い、VSTという技術を考案・特許化しました。

VSTは安価かつ高解像で音の広がりが良く、intimeのイヤホンの柱となっています。

 

intimeのイヤホンの特徴

1 VST

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セラミックを使用したツイータは耳に刺さる音になってしまいます。

これは硬い振動板には尖った周波数特性が見られやすいために起こります。

intimeはこれを解決するため、ニッケル合金を使ったツイータ(青色)を合わせて用いました。

 

2 同軸配置構造

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2つ目のintimeイヤホンの特徴は同軸配置構造です。VSTに合わせてダイナミックウーハーを開発し、シンプルに同軸上に配置しています。

シンプルゆえに音波の歪みが少ないことが特徴です。

こうして見るとイヤホンの複雑さが分かりますね(笑)。

 

intimeイヤホンのご紹介

碧 -SORA- Ti3

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最初にご紹介するのは碧 -SORA- Ti3です。intimeのフラッグシップイヤホンでありながら、価格は20350円とかなり抑えめに設定されています。

ツイータの良さをもっと活かせる低域再生能力を持った、さらに上級者向けのフラッグシップ製品を開発して欲しいという声から生まれたイヤホンです。

音の傾向はドンシャリですが、信じられないくらい全音域が鮮やかに聞こえます。量感を持ちながら力強く沈み込む低音域とそれに鳴り負けない中音域、鮮やかに倍音が鳴り響く高音域と、どの音域をとっても文句が全くありません。

解像度が非常に高く、音源に込められた情報を余すことなく伝えてくれます。スマホ等でも鳴らせる感度ですので、明らかに音質が違うという感動を味わえます。

価格帯の割に弱点がなさ過ぎて、どのレビューもベタ褒めになってしまうレベルの完成度です。本当に強いて挙げるとするなら、音の定位です。同じ楽器でも音域によって違う場所から聞こえたりすることがあり、情報量の凄まじさと相まって聴き疲れしやすいと感じます。勉強中のBGM再生には1DDのようなイヤホンの方が向いていると感じます。反対に集中して聴きたいときは隅々まで音源を味わえるのでとても重宝しています。

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碧 -SORA- Ti3の内部構造
碧 -SORA- Ti3の特徴

VSTの材料を改良したことで、高音域の不調和音が減り、厚みのある倍音が得られた

・筐体にチタン合金を採用

OFCと銀メッキのハイブリットケーブルを採用

・キャビネット内部の音の反射を抑制して乱れの少ない音を奏でる技術であるHDSSを採用

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バランス接続タイプもあるよ

2.5mm接続タイプは26400円、4.4mm接続タイプは27170円で販売しています。バランスタイプは更に音場が広がる印象です。

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碧 -SORA- 2

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こちらはintime社最初の製品である碧 -SORA- の後継モデルです。価格は6499円

フラッグシップモデルである碧 -SORA- Ti3の技術を惜しみなく投入しつつ、価格帯を抑えたモデルとなっています。

碧 -SORA- 2の特徴

・Ti3同様にVSTの材料を改善

・筐体に熱処理を施したステンレスを採用

グラフェンコートのウーハーを採用

HDSSの採用

 

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 こちらはAmazonでも販売されています。

 

碧 -SORA Light- 2019Edition

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続いて碧 -SORA Light- 2019Editionをご紹介します。価格は僅か4072円。学生でも少し背伸びをすれば届く価格帯です。

ニッケルメッキを施した真鍮と樹脂を組み合わせたことで軽量化と高音質化を同時に実現しています。

アンダー5000円クラスでは最高峰の解像度を誇り、多少録音が悪い音源でも楽しく聴くことが出来ます。弱ドンシャリですが、全音域に渡って聴き取りやすいチューニングです。

intime-acoustic.jp

こちらもAmazonにて販売しています。

 

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まとめ

今回はintimeについてまとめましたが如何でしたでしょうか?

ご購入された際はintimeの公式サイトにて是非レビューしてあげて下さい。スタッフのモチベーションに繋がるそうです(笑)。

 

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耳が痛い!実はそれ、イヤホンのせいじゃないんです。耳が痛くならないイヤーピースの選び方

耳が痛い!

イヤホンを付けて長時間音楽を聞いていると、耳が痛くなることがありますよね。

今回はそんな悩みを解決すべく、痛みの理由とイヤーピースの選び方をご紹介します!

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なんで耳が痛くなるの?

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耳が痛くなるのはイヤホン自体のせいではありません。イヤーピースが原因です。

イヤーピースのサイズがあっていないために耳を圧迫したり、奥に入り過ぎたりしてノズルが耳を痛めたりしています。

 

どうすれば痛くならないの?

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自分にあったイヤーピースを選ぶことです。

選ぶ時のポイントは大きく分けて5つあります。

 

1 サイズ

2 素材

3 イヤホンのノズルサイズ

4 フィット感

5 無線イヤホンの場合、ケースに入るか

 

1 イヤーピースのサイズ

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まずはイヤーピースのサイズ。これが最も重要と言って良いでしょう。

特に気にせずMサイズを付けている方も多いと思いますが、意外と耳穴のサイズは個人によって大幅に異なります

これは試着してみないことには分からないので、試着が出来る家電量販店や専門店に行ってみましょう。

 

2 イヤーピースの素材

イヤーピースの素材は大きく分けて2種類あります。

シリコンタイプフォームタイプです。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

シリコンタイプ

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まずはシリコンタイプ。

メリットは、耐久性に優れ、水洗いが可能な点です。主流なタイプであることから、バリエーションも豊富です。 

デメリットは、耳穴に密着しないため音が漏れやすく自分にあったサイズを選ばないと耳が痛くなってしまう点です。

 

フォームタイプ

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次はフォームタイプ。見慣れない方も多いと思います。

低反発な素材を使用しているイヤーピースです。

メリットは、耳に密着しやすく遮音性が高い点です。

デメリットは、水洗い出来ず、耐久性に劣る点です。また、高域が減衰しやすいとも言われています。

 

3 イヤホンのノズルサイズ

イヤホンのノズルサイズは全て共通では無いため、まれに装着出来ないことがあります。

シリコンタイプのものは伸縮性に優れ、多少サイズが合わなくても装着出来ます。

しかしフォームタイプはノズルサイズにシビアなため、検討している場合はメーカーの対応表を確認したり、試着してみたりする必要があります。

 

4 フィット感

そもそものイヤーピースの目的は装着感を高め、落下の危険性を下げることです。

今まではシリコンかつS,M,Lの3サイズが主流で、どれも自分にフィットしないことが多くありました。

今はフォームタイプのものやSSサイズ、MS、LLサイズなどが登場し、より自分にあったイヤーピースを選べるようになっています。

イヤホンと違う会社のものを買うのは躊躇される方もいると思いますが、イヤホンを買い替えてもイヤーピースはそのまま長く使えます。一度お試し下さい。

 

5 無線イヤホンの場合、ケースに入るか

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最近は完全ワイヤレスイヤホンが多く登場し、それに合わせたイヤーピースも増えてきました(Sedna Earfit Shortなど)。しかし、合っていないものが多くあることも事実です。極端な例ですがこんなものもあります。

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完全ワイヤレスイヤホンはイヤーピースを間違えると外れて落下しやすくもなるのでイヤーピース選びは慎重に行って下さい。そのためには試着に行くことがおすすめです。

 

イヤーピースの試着なんて聞いたこともないよ?どこ?

イヤーピースの試着はヨドバシカメラ等の家電量販店、e☆イヤホン等のオーディオ機器専門店で行うことが可能です。

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e☆イヤホン大阪日本橋本店様

試着コーナーがあるかどうか、一度販売店にお尋ね下さい。

 

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まとめ

いかがでしたか?

結局お店に行って試着するのが最強です(笑)。

痛み改善の一助になれば幸いです。

 

 

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【2020最新】ハイレゾ対応イヤホンランキング。"高音質"なイヤホンを厳選

普通のイヤホンとは一線を画す、ハイレゾ対応のイヤホンをランキング形式でまとめました。

メーカーや無線、重低音など、自分好みのイヤホンを見つけましょう!

 

そもそも音楽ってどうやって再生しているの?

ハイレゾについて理解しやすくするために、音楽が再生される仕組みを説明します。飛ばしても構いません。

音楽を再生するには、まず音源のデジタルデータをアナログデータに変換する必要があります。この変換の過程をDA変換と言います。これにはcpuもしくは変換専用のDA変換チップが使用されます。

デジタルは1か0でしか表せないため、無限の段階で表せるアナログ信号に完全復元することは不可能です。

そのためフーリエ変換と呼ばれるもので断続的なデジタル信号から継続的なアナログ信号にし、元の信号に出来る限り近づけます。

その後、アンプを通して信号が増幅され、イヤホンへと渡されるのです。

 

また、音源は大まかに2つのスペックがあります。周波数とビットレートです。それぞれ『~khz/~bit』という風に表記します。

周波数は一秒間に音を記録する回数、ビットレートは音を記録する段階のことです。

192khz/24bitであれば、一秒間に19万2000回、1677万7216段階で音を記録していることになります。

 

ハイレゾって何?

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ハイレゾとは、CDよりも周波数やビットレートが高いデジタル音源のことを指します。

基本的に「48khz/24bit」以上のデジタル音源のことを指します。

CDと比べて低ノイズで、音の表現力があることが特徴です。

しかし、情報量が多いため、DA変換出来る機器が限られてきます。

 

よって、ハイレゾ対応の再生機器が必要です。

 

 

CDとハイレゾの具体的な差は?

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CDは『44.1khz/16bit』、ハイレゾは基本的に『48khz/24bit』以上のものを指しています。

44.1khzと48khzの差はほとんどありませんが、16bitと24bitの差は大きいです。

16bitは6万5536段階、24bitは1677万7216段階です。数字だけみれば凄い差ですよね。

人間は13~14bitを下回ると音の劣化を認識すると言われています。

それなら16bitで十分であると考える方もいるかもしれませんが、デジタルボリュームやノーマライズイコライザーなどによってbit深度が落ちるのです。よって、余裕を持った24bit音源は劣化を感じにくいです。

また、ハイレゾ音域を広げるだけでなく、人間の可聴域の矩形波の精度を高め、変換時の計算誤差によるノイズを減らす効果があります。

ピアノの鍵盤が細かくなり、左右に鍵盤が増えた感じと言えば分かりやすいと思います。

 

実はハイレゾに意味はない!?

ここまでお読みの方はもうお気づきでしょう。

先程も申し上げた通り、ハイレゾ音源への対応はDA変換時のみに必要なものであり、変換後のアナログ信号が通るイヤホンのハイレゾ対応に大した意味は無いのです。

強いて言うなら高周波の再生への対応が必要ですが、ハイレゾ音源によって拡張される音域は可聴域外であり、これについては様々な意見を持つ人がいます。

それなのになぜここまでハイレゾイヤホンをうたっているものが売り出されているかと言うと、メーカーの誇大広告が原因です。ハイレゾという言葉は初心者を呼びやすく、高価な商品も売りやすいのです。よく調べてから買う等、対策を取りましょう。

しかし、ハイレゾ対応の製品は音質やチューニングに気を使ったものがほとんどで、初心者の方に分かりやすく高音質な製品であると示せるメリットもあります。そのため今回はハイレゾ対応をうたうイヤホンのみをご紹介します。

 

ハイレゾ対応イヤホン選びで重要なことは?

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ハイレゾ対応イヤホンのランキングを見ていく前に、選ぶ上で大切なポイントを押さえておきましょう。

・有線 or 無線

・価格

・音の傾向

これらの点についてより詳しく確認しておきましょう。

 

有線 or 無線

ハイレゾ対応のイヤホンは、大きく有線タイプと無線タイプに分けられます。

有線タイプは音質が良い一方、装着時の動きやすさに難があります。

無線タイプは音質は有線に比べて少し劣りますが、機能性が多かったり、動きやすかったりします。

 

価格

せっかくの高音質イヤホンですから、価格帯には気遣いたいものです。

ハイレゾ対応イヤホンは普通のものに比べて高価です。

数千円のものから数十万円のものまであります。

自分の予算に合わせて選びましょう。

 

音の傾向

これが一番難しい点です。

人によって好みの音は違いますので、気に入ったイヤホンを見つけてから試聴しに行ってみるとさらに良いでしょう。

 

【2020最新】ハイレゾ対応イヤホンランキング

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イヤホン選びのポイントが理解出来たところで、今回おすすめのハイレゾ対応イヤホンを価格帯、接続方式別にランキング形式で紹介していきます。

 

おすすめ有線イヤホン(~10000円) 

この価格帯は新規を獲得しやすく、各メーカーがしのぎを削っています。

今回はその中でも特に評価の高いモデルを5つ紹介します。

第5位 intime【アンティーム】碧 -SORA- 2

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第5位はintimeという日本企業が発売している約6500円の碧 -SORA- 2。

グラフェン振動板を採用し、爽やかな低域と解像感のある高域を実現しています。

ハウジングは金属の真鍮を採用し、高級感を醸し出しています。

さらにはケーブルをまとめるクリップも付属し、コストパフォーマンスの高さは群を抜いて高くなっています。

音の傾向はドンシャリ気味で、打ち込み系の音楽には最適なイヤホンです。

 

 

第4位 final E1000

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第4位は日本企業であるFinalのE1000です。

価格は僅か約2500円。安価で高音質なイヤホンが欲しいという学生の声に答え、音質とコストパフォーマンスに全振りしたモデルです。

6.4mmの高精度なダイナミックドライバーを採用し、量感のある低域とバランスのよいチューニングを実現。

エネルギーのある音で、最近流行っているアーティストの曲を何でもそつなくこなせます

日本企業の熱意と技術力が感じられる一品です。

また、コントロールボタンが付いたE1000Cもあります。

 

final E1000 カナル型 イヤホン (ブラック) FI-E1DPLBL
 

 

第3位 Audio-Technica CKR-70

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第3位はAudio-TechnicaのCKR70です。

価格は約8000円

ハウジングには削り出しのアルミニウムを使用し、剛性と音質を高めています。

1000分の1mmの精度でオーダーされたφ11.8mmの大口径ダイナミックドライバーにより、聴き疲れせず、フラットな音域を実現しています。

 

 

第2位 SONY IER-NW500N

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第2位はSONY IER-NW500Nです。

このイヤホンはXperiawalkmanと接続することで真価を発揮します。

ノイズキャンセリング機能によって、外の余計な音をほぼ完全にシャットアウトして音楽を楽しむことが可能です。

またヒアスルー機能も搭載し、周りの環境音を取り込みながら聞くことも可能です。

 

 

第1位 final E2000、E3000シリーズ

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10000円以下部門の第1位はFinal E2000、E3000シリーズです。

オーディオマニアからも名機コンビと名高いシリーズです。

どちらも筐体にアルミニウムを使用しており、高級感のある仕上げとなっています。

私が聴き比べたところ、E2000はやや曇りがちだが楽器やボーカル類にエネルギーがあり、ロックやポップスに向いていて

E3000は楽器やボーカルの生感がよく表現されており、ピアノを使った曲やオーケストラに向いていると感じました。

 

final E3000 カナル型イヤホン FI-E3DSS

final E3000 カナル型イヤホン FI-E3DSS

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

おすすめ有線イヤホン(~50000円)

この価格帯からはイヤホンに使う素材に選択肢が多くなり、各メーカーから良製品が発売されています。今回はその中から3つご紹介します。

 

第3位 SONY XBA-N3

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 第2位は、SONY XBA-N3です。

価格は約32000円

このモデルは重低音が強く鳴り、楽しみながら高音質を味わうことに重点が置かれています。

中~高域はSONY独特のチューニングがなされており、ロックやポップスにおすすめのイヤホンです。

 

 

第2位 Final E5000

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 第2位はFinal E5000。E2000やE3000の上位モデルです。

価格は約3万円

アコースティックチャンバーの採用によってクリアな低域再生を実現しています。

また強調した音域を作らないチューニングにより、モニターライクな音質に仕上がっています。

ケーブルはスーパーコンピュータ「京」用のケーブルを開発した潤工社との共同開発品を採用高純度な銀メッキに加え、ケーブルを保護する皮膜を他製品の10倍の厚さにしています。

これにより耐久性や音質を、クラスを超えて押し上げています。

また、断線を起こしやすいプラグ部分について、5万回以上の屈曲試験に耐える仕様となっています。

このイヤホンはMMCXコネクターにより、万が一ケーブルが断線しても付け替えることが可能です。

 

第1位 intime【アンティーム】碧 -SORA- Ti3

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 50000円以下部門の第1位は、intime【アンティーム】碧 -SORA- Ti3です。

価格は約2万円

筐体にはチタン合金を採用し、共振を防いだ解像感の高い音が味わえます。

独自開発のセラミックツイータVST2を搭載し、沈み込むような低域とそれに鳴り負けない中高域を実現しています。

チューニングバランスや解像感は6万円クラスのイヤホンと比べても見劣りしないとオーディオマニアも言うほどで、intimeのフラッグシップ機にふさわしい製品です。

音の特性はドンシャリで、ロックやポップスに向いています。

 

おすすめ有線イヤホン(50000円~)

この価格帯はハイエンド帯に属し、各メーカーからフラッグシップモデルが発売されています。ハイエンド帯は好みによる部分が大きいです。ここではおすすめの製品を5つ紹介します。

 

第3位 EMPIRE EARS Legend X Japan Gold

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第3位はEMPIRE EARS Legend X Japan Goldです。

お値段なんと25万7000円。

専用設計のBAドライバと2年もの歳月を掛けて開発したダイナミックドライバをそれぞれ4基と2基搭載し、ドライバごとに音域を振り分ける技術によってかつてない音質を実現しました。

音場の広さはイヤホンとしてはトップクラスで、まるで開放型ヘッドホンかのようなリスニングが体験できます。

どの音域もトップクラスの鳴らし方をしてくれる、イヤホンの主席とも呼ぶべき存在です。

www.e-earphone.jp

第2位 SONY IER-Z1R

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第2位はSONYのフラッグシップイヤホン、IER-Z1Rです。

価格は約20万円

SONYの最高峰ブランドであるSignature Seriesに属します。

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3つの異なるドライバーを組み合わせ、低域、中域、高域、最高域と再生域を分けるHDハイブリッドドライバーシステムを採用し、出力された音波が最適化されて組み合わされる仕組みになっています。

またハウジングには貴金属であるジルコニウム合金を採用。そこに日本の職人によるペルラージュ加工が施されています。これらにより耐久性を高め、装飾品としての価値すら生み出しています。

曲がもたらす空気感と、大音量時のスケール感や躍動感を細部まで再現するほどの音質で、まるで特等席で聞いているかのような体験が出来ます。

 

SONY IER-Z1R ステレオヘッドホン

SONY IER-Z1R ステレオヘッドホン

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第1位 Final A8000

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堂々の第1位はFinal A8000。価格は19万8000円です。

世界で初めて極薄ベリリウム箔(トゥルーベリリウム)を使用した振動板を搭載しています。

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 Finalはこの製品の開発にあたり、距離が離れたところに定位した音が明瞭であるという音の印象をよくすることに目を付けました。いわゆるトランスペアレントな音です。

それを世界初の技術によって実現させたイヤホンです。

その音の特性は「究極の普通の音」音の上流にある再生機器やアンプの特性をフルに引き出します。世界で最もリファレンスに近いイヤホンと言って良いでしょう。

どんなジャンルでも聞くことが出来ます。

 

 

おすすめ無線イヤホン

無線イヤホンは有線イヤホンに比べてバリエーションが少ないため、大きな括りで3つご紹介します。 

 

第3位  SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700

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第3位は、h.ear in 2 Wireless WI-H700です。

価格は約12000円。安価にハイレゾが楽しめるモデルです。

ネックバンド型を採用しています。

LDACとDSEE HXを採用し、どこでも手軽にハイレゾが楽しめます。

 

 

 

第2位 Audio-Technica ATH-ANC400BT

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 第2位は、Audio-Technica ATH-ANC400BT

です。

価格は約3万円

ネックバンド型と呼ばれるタイプのイヤホンです。

ノイズキャンセリング機能を搭載する他、ヒアスルー機能も搭載しています。

USB Type-C+ノイズキャンセリング機能を搭載し、ゲームを遅延無く楽しむことが出来ます

また、3.5mmステレオミニジャックの有線接続が可能で、有線でもハイレゾを楽しむことが出来ます

 

 

第1位 SONY WI-1000XM2

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第1位はSONY WI-1000XM2です。

価格は約33000円

ネックバンド型の採用によりイヤホンが落下する危険性が無く、スポーツにも向いています。

SONY独自開発の「QN1」プロセッサー搭載により業界最高水準のノイキャン性能を有します。

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また異なるユニットをハイブリットで搭載することで、低音から高音までこめ細やかな表現を可能にしています。
また、SONYおなじみの補間技術であるDSEE HXを搭載し、様々な音源をハイレゾ相当で聴くことが可能です。

 

 

 

 

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まとめ

好みのイヤホンは見つかりましたか?

是非あなただけのお気に入りを見つけてみて下さい。

 

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買い替えすべき?新型iPad Proを1ヶ月使ってみて分かったこと。

新型iPad Proが発売されてから、はや1ヶ月。

最新のApple製品ですから、購入や買い替えを検討されている方も多いと思います。

そこでiPad Proを1ヶ月がっつり使ってみて感じたことをまとめてみます。

 

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結局iPad Pro 2020は買って良いの?

結論から言いましょう。

新しく買うなら良し。買い替えは駄目。

 

なんで買い替えちゃ駄目なの?

答えはとてもシンプルです。2018年モデルとほとんど変わらないから。

変更点と言えば、超広角カメラが付いたこと、一部のモデルでメモリが増えたこと、GPUコアが1つ増えたことくらい。

マイナーチェンジであるため、買い換えることは推奨しません。

また今年に出るとの噂もありますし、急を要さない場合は次まで待つのが吉です。

 

iPad Proの良かったところ

2018年モデルに比べて価格が下がった

まずはこれです。購入の際に一番気になることが価格だと言う方も多いのではないでしょうか。

最安モデルでなんと税別84800円。前モデルより安い上に、内蔵ストレージが64GBから128GBに増えています。こんなに嬉しいことはないですね。

iPhone SEと言い、最近のApple社は低価格帯でもシェアを伸ばそうとしていますね。

 

全モデルでメモリが6GBになった

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筆者のiPad Pro.

前モデルは内蔵ストレージが1TBのモデル以外は全てメモリが4GBしかありませんでしたが、 今回は全てのモデルでメモリが6GBになりました。

これによりマルチタスクの快適性が向上します。

 

超広角カメラが付いた

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以前のカメラの画角

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超広角カメラの画角

これらの写真は同じ位置から撮影しています。違いがお分かりでしょうか?

超広角カメラは風景などの写真撮影に絶大な力を発揮してくれることでしょう。

 

新型コロナウイルスによる自粛期間中のため本の写真での比較となりました。

 

画面がヌルヌル動く


iPad Pro 10.5-inch ProMotion 60 vs 120Hz Latency Test with Apple Pencil

この動画をご覧下さい。明らかに差がありますよね?

iPad ProはProMotionディスプレイにより、通常のスマホタブレット2倍のフレームレートを実現しています。

これによりApple Pencilの追従性を高め、快適な描画を実現しています。またスクロールもより滑らかになります。

ProMotionディスプレイは前モデルにも搭載されていますが、新たに購入を考えている人たちにとってはこの機能は魅力的に映ることでしょう。

 

動作が軽い

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新しいiPad ProはSoCにA12Z Bionicを採用しています。

このチップは、スマホタブレット端末向けのSoCとして現状世界最高のスペックを持ち、iPad Proの快適な動作を支えています。

購入してすぐ、SoCのスペックを示す一つの指標となるAntutu BenchMarkで計測した結果がこちら。

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驚異の75万点オーバーiPhone 11Pro Maxが50万点強であることを考えると凄まじい数値です。

 

LiDARスキャナーが凄い

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The 比較様よりお借りしました

新しいiPad ProにはLiDARスキャナーが搭載されました。ARなどに活用できるようです。

それを使ったApple純正の「計測」アプリ、なかなか正確なんです。

身長を測ったりも出来ます。私も試してみましたが1cmの誤差もありませんでした。

Appleパネェっす(笑)。

 

スピーカーの音質はそこそこ良い

低域の量感は少し足りませんが、スマホのスピーカーと比べると遥かに音質が良いです。分離感もそこそこあります。大きな音まで出せるというメリットもあります。

 

 

iPad Proに不満を感じたところ

 ケース必須のカメラ構造

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数年前からApple製品に対して言われていることではありますが、新しいiPad Proもカメラが出っ張っています

机の上に置き、Apple Pencilを使って作業することの多いiPad Proでは致命的な構造です。グラつきますし、最悪本体が歪んだりカメラが割れたりします。

どうしてもケースを付けたくない方はApple Care+に加入しましょう。壊れても僅か4400円で新品同様品と交換してもらえます。

 

画面が汚れやすく、拭くと液晶が少し凹む

画面が大きい分汚れやすいのは仕方ないのですが、クリーナー等で拭くとガラスに圧がかかり、液晶が少し凹みます。壊れはしませんが精神衛生上大変良くないので改善してほしいポイントです。

 

MagicKeyboard高すぎ問題

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このキーボード、いくらだと思います?

4万円ですよ、よんまんえん。

たかがキーボードに4万円は流石に出せないですよ(泣)。

本当は喉から手が出るほど欲しいですが、iPad Pro+Magic Keyboardと同じ値段でMacBookが買えちゃうんですよ。

個人的には高くても20000円くらいが妥当だと思います(笑)。

 

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まとめ

筆者のしぱです。

開設2日目の記事でしたが、いかがでしたか?iPad Proのことが大まかに掴めたのではないでしょうか。

他にもこんな良いところがあるよ!というのがありましたら是非コメント下さい(笑)。

 

にしてもAppleさんアクセサリー類高すぎるって!

Mac Proのキャスターとかね(笑)。

 

それと、昨日の記事をFiiO JapanさんがTwitterリツイートして下さったこともあり、なんと初日で280アクセスを突破することが出来ました!初日ですよ?ありえない数字ですよね(笑)。

でも課題は山積みです。検索に引っかかるようにするのにどれくらい掛かることやら(笑)。

これからも細々と更新していきます。良ければTwitterのフォローと、このブログの拡散をよろしくお願い致します。

Twitter:@n_buna_suis

究極の「全部入り」DAP。FiiO M11 Pro

こんにちは。しぱです。

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購入予定ということもあり、今回はFiiO製のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)であるM11 Proをご紹介します。

 

FiiO M11 Proの概要

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M11 Proは、2019年12月にFiiOから発売された、いわゆる中華DAPです。

価格は約82000円前後。ハイエンド帯に属します。

 

AKM AK4497EQ

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DAPの心臓部とも呼ぶべきDA変換チップには、AKMが誇るVERITA AK4497EQをデュアルで搭載。M11のAK4493EQと比べてグレードアップしています。

S/N比は何と128db(ステレオモード)に達し、THD+Nも-116dbを誇ります。このチップ1枚で5000円を超えるんですよね。恐ろしい(笑)。

内蔵デジタルフィルタを6種類から選べるようです。

 

32bit/384khzまでのPCM、DSD256までのネイティブ再生

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この他の対応フォーマットとして、APE / WAV / FLAC / AIF / DSD / M4A / WMA / OGG / AAC / ALAC / MP3のほか、CUEシートもサポートします。

 

最新ハイレゾフォーマット、「MQA」のフルデコード機能

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マスタークオリティのMQA音源は、音質に関して音楽制作者が品質保証を与えたもので、かつストリーミングやダウンロード行うに足る十分小さいファイルサイズに収めたものとして今注目を集めています。

この流れにFiiOはいち早く乗り、M11 Proに「MQA」のファイルやストリーミングの再生を可能にするMQAフルデコード機能を実装しています。

再生はFiiO Musicアプリでのみ対応です。

 

44.1khz系統、48khz系統の水晶発振器

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M11 Proはリバーエレテック製の水晶発振器を44.1kHz系・48kHz系でそれぞれ独立して合計2基搭載しています。

水晶発振器はクロックのジッターを減らすのに使用されます。

このデュアル方式の水晶発振器とFiiOが自社開発しているFPGAプログラムとを協調動作させることで、オーディオ信号処理時の歪みを減少させ、オーディオ信号の純度を保っています。

 

THXの特許技術AAA-78回路を使用したアンプ

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THXの特許技術であるこのアンプ回路は、オーディオ信号の歪みを極限まで減らす上に出力が高い大変高品質なものです。

M11 Proはその力を最大限活かすために、アンプ回路部には0.5%精度の超高精度抵抗を使用し、4系統独立電源と金メッキ6層基板を採用しています。

これにより正確かつ自然な音質を提供しているとのことです。

 

ADCボリュームコントロールシステム

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フルバランス回路にも弱点があります。それは左右での音量不均等問題が発生しやすい点です。

FiiOはこれを解決するため、音量カーブをAD変換によって再構成することで、従来のアナログポテンショメータによる音量調節で発生する左右の音量の不均等(ギャングエラー)を効果的に排除するシステムを搭載しました。

さらにM11 Proでは、M11で採用されていたデジタルボリュームコントロールではなくADCボリュームコントロールを採用しています。

3.5mmシングルエンド出力端子と2.5mm/4.4mmバランス出力端子

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これがFiiO製DAPの最大の特徴と呼べるかもしれません。

出力端子の明確な基準はまだ統一されておらず、リケーブルや変換でお悩みの方も多いと思います。

そこでFiiOは、端子を全て搭載するという行動に出ました。便利性が上がる一方でコストが上がるため、メーカーは嫌がるものです。

しかしこれにより私たちは端子を気にすることなく音楽を楽しめます。

また、これらの端子はラインアウト端子、同軸デジタル出力端子としても動作可能です。同軸デジタル出力で外部のD/Aコンバーターに接続することも可能です。

 

SoCにSamsung「Exynos 7872」

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DAPは音楽再生用途が主のため、低スペックなSoCが搭載される傾向が多いです。

しかしFiiOは快適なユーザーエクスペリエンスを実現するため、Samsung「Exynos 7872」を採用しました。

このSoCはSnapdragon 625およびKirin 659にも匹敵するスペックを持ち、DAPとして最高峰の快適動作を実現しています。

 

64GB内蔵ストレージ&2TBまで対応のMicro SDカードスロット

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3GBの大容量RAMと64GBの内蔵ストレージにより、M11 Proはエラーやストレスの無いマルチタスキングを実現しています。

また、最大2TBのマイクロSDカードを挿入して非常に多くのストレージを確保できるため、スペースを気にせずに数千曲ものロスレスの曲を持ち運ぶことが可能です。

 

5.15インチの18:9 型HD液晶

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M11 Proは、フロントパネル全面に1440×720、1670万色対応の5.15インチ液晶を搭載しています。

フロントパネルの画面占有率は86.0%にもおよび、312PPIの高解像度を実現するタッチスクリーンによって、没入感の高いユーザー・エクスペリエンスジェスチャー操作に最適化された広い画面を提供します。

 

4370mAhの大容量バッテリー

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M11 Proには、急速充電技術であるQualcomm社のQuick Charge 2.0とMediaTek社のPump Expressの両方を実装することにより、フル充電にわずか2.5時間しか要しません。

また、4370 mAhの大容量バッテリーを搭載しており、M11 Proは最大9.5時間の連続再生、最長55日間のディープスリープスタンバイが可能です。

 

LDACにも対応したBluetooth機能

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M11 ProではSBC / apdX / aptX HD / LDAC / LHDCのBluetoothフォーマットを送信したり、特定のフォーマットの受信が可能です。

LDACやaptX HDを使用することでハイレゾグレードでの無線通信が可能です。

送信機能利用時の対応コーデック:SBC/apt X/apt X HD/LDAC/HWA(LHDC)
受信機能利用時の対応コーデック:SBC/LDAC

 

2.4GHz/5GHz帯のデュアルバンドWi-Fi接続

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M11 Proは2.4GHz/5GHz帯のデュアルバンド接続に対応し、従来製品と比べて、より強い信号強度を実現するだけでなく、より速く、より安定した接続を可能としています。

Bluetoothは2.4Ghz帯を使用するため、wifiは5Ghz帯を使用することをおすすめします。

 

「FiiO Music」を搭載するカスタマイズドAndroid7.0

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M11 Proは、カスタマイズが施されたAndroid 7.0を搭載しています。

M11 Proでは、ロスレスオーディオ再生のためにOS標準搭載のサンプリングレートコンバーター(SRC)を回避するよう最適化したオーディオソフトウェアアーキテクチャーを採用しています。

FiiOのカスタムバージョンAndroid特有の機能として、AndroidとPure Musicモードの切換えが可能です。Pure Musicモードでは、純粋に音楽リスニングに集中するために内蔵のFiiO Musicアプリだけが動作します。

また、ファームウェアアップデートによりGoogle Playに対応しました。

 

AirPlayやDLNAを使用した再生機能

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M11 Proは、Apple製品向けの機能として、AirPlayに対応しています。これにより素早く簡単に楽曲再生をすることが可能になります。

加えて、DLNAを介して外部ストレージ等に保存されている音楽の再生にも対応します(現時点ではWindows標準搭載のDLNAサーバー機能にのみ対応しています)。

また、Webブラウザーまたは他のモバイルデバイスを介してWi-Fi経由で曲をM11 Proに転送するWi-Fiトランスファー機能にも対応しています。

 

様々な機能に対応したUSB Type-C端子

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M11 Proには、USB Type-Cコネクタが搭載されています。

対応機能には、充電(USB PD 2.0に対応)、USBデータ通信、USBオーディオ出力、およびUSB DACが含まれます。

M11 Proは、MacWindowsの両方でアシンクロナス動作のUSB DACとして使用できます。

USB DACは32bit/384khz、DSD256まで対応しています。

Macでは、ドライバのインストールが不要でM11 Proを接続するだけで使用することができます。
Windowsでは、FiiOが提供するドライバーのインストールが必要です。

 

USBオーディオ出力(~32bit/384kHz、~DSD256対応)

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M11 ProはUSB C経由でのPCMとDSDのデジタル出力機能を搭載しています。

また、DoP出力のほかPCM変換出力もサポートしています。これにより、M11 Proをデジタルトランスポートとして様々な外部USB DACと接続することが可能です。

 

リアルタイムDSD変換

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M11 ProにはDSD変換モード」機能が搭載されています。

全てのオーディオ信号を、D/A変換プロセス時にDSD2.8Mhzに変換してからアナログ信号に変換する機能です。

DSD変換モード」は、サードパーティ製のアプリで再生した楽曲にも適用されます。

 

デザイン

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 カクカクしていて良いですね。こういうの好きです(笑)。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?まさに「全部入り」DAPと呼ぶにふさわしい存在です。

DAP選びの一助になれば幸いです。

 

画像出典元:https://www.fiio.jp/products/m11pro/

 

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M11 Proの仕様

製品名 M11Pro
オペレーションシステム カスタマイズ済Android OS
CPUモデル名 Exynos 7872
DAC AK4497EQ*2
コア・コンポーネント SoC: Samsung Exynos 7872,DAC:AK4497EQ×2,FPGA:A3P030,LPF:OPA1642*3,LMH6644*2,Volume IC : NJW1195
Bluetooth chip:SAMSUNG S5N5C10B01-6330


接続方式
WiFi 2.4/5G,WiFi transmission supported
USB TYPE C USB2.0
Bluetooth V4.2
BTオーディオコーデック LDAC/aptX/aptX HD/HWA(LHDC)/SBC


ディスプレイ
サイズ 5.15インチ
ディスプレイ方式 IPS
対応表示色 約1600万色
画素密度 1440×720
入力方法 タッチスクリーン
タッチスクリーン 10点タッチ対応
キーボード バーチャル QWERTY キーボード


ストレージ
ROMユーザー使用可能領域 52GB
ストレージ拡張方式 Micro SDカード
最大ストレージ容量 2TB (スロット数1)


I/O
ボタン サイドボタン + サイドボリュームホイール + タッチスクリーン
ヘッドホン出力端子 3.5mm ヘッドホン出力端子+2.5mmバランス出力端子+4.4mmバランス出力端子
ラインアウト出力端子 3.5mm ヘッドホン出力端子 (PO/LO共有)
デジタル出力端子 3.5mm同軸デジタル出力(PO共有)
USB接続端子 Two-way TYPE C USB2.0(Charging/Data transmisson/USB DAC/USB Audio)


一般
本体色 Black
外径寸法 70.5mm*130mm*16.5mm
重量 about 232g


源仕
内蔵バッテリー 4370mAh リチウムポリマー電池
USB充電 QC2.0/3.0 quick charger,PD2.0 charger,DC 12V/1.5A、9V/2A、5V/2A recommended
充電時間 <2.5時間(DC 12V/1.5A)
<3時間(DC5V/2A)
充電中の表示 Large charging icon shows on display when it’s off, small charging icon shows on upper right of display when it’s on
バッテリー残量表示 対応 ( % 表示)
ディープスリープ 55日間


オーディオ仕様
ボリューム調整 120 ステップ アナログボリューム
推奨インピーダンス 16~150Ω (3.5mm headphone output)
16~300Ω (2.5mm+4.4mm balanced output)
イコライザー 10バンド EQ (±6dB), 9プリセット+カスタム
左右バランス調整機能 ±5 dB
Gain調整機能 L/H
USB DAC機能 Asynchronous 384kHz/32bit
USB Audio機能 DSD64/128/256,DoP/D2P


連続再生時間
3.5mm ヘッドホン出力時 >9.5時間
2.5mm/4.4mmバランス出力時 >8.5時間
Bluetooth出力時 >55時間(LDAC)
その他
ファームウェアアップデート 内蔵ストレージまたはマイクロSDカード内のZIPファイルによるアップデート(GPLv2ライセンス)
時計表示 対応
サードパーティー製アプリ 外部オープンサービス経由


Line出力仕様
SN比 ≥119dB (A-weighted)
全高調波歪+ノイズ <0.0006%(1kHz/10kΩ)
周波数特性 5Hz~86kHz(-3dB)
ノイズ <2μV
チャンネルセパレーション >108dB
ラインレベル 1.95V


ヘッドホン出力仕様 (3.5mm シングルエンド出力端子)
16Ω時 ≥ 294mW(16Ω / THD+N<1%)
32Ω時 ≥ 200mW(32Ω /THD+N<1%)
300Ω時 ≥ 22mW(300Ω / THD+N<1%)
出力インピーダンス <1.1Ω
周波数特性 5Hz~86kHz(-3dB)
全高調波歪+ノイズ <0.00084%(1kHz/32Ω)
SN比 ≥118dB (A-weighted)
チャンネルセパレーション >72dB(1kHz/32Ω)
>113dB(No load)
ノイズ <3μV


ヘッドホン出力仕様 (2.5mm/4.4mm バランス出力端子)
16Ω時 ≥460mW(16Ω / THD+N<1%)
32Ω時 ≥550mW(32Ω /THD+N<1%)
300Ω時 ≥88.5mW(300Ω /THD+N<1%)
出力インピーダンス <2.4Ω
周波数特性 5Hz~86kHz(-3dB)
全高調波歪+ノイズ <0.00108%(1kHz/32Ω)
SN比 ≥119dB (A-weighted)
チャンネルセパレーション >108dB(1kHz/32Ω)
>115dB(No load)
ノイズ <4μV


対応ファイルフォーマット
ロスレス形式 DSD:DSD64,128,256(“.iso”,“.dsf”,“.dff”),dst
APE – FAST:384kHz/24bit(MAX)
Apple Lossless:192kHz/24bit(MAX)
AIFF:384kHz/32bit(MAX)
FLAC:384kHz/32bit(MAX)
WAV:384kHz/32bit(MAX)
WMA LOSSLESS:96kHz/24bit(MAX)
ロッシー形式 AAC、MP3、WMAOGG

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