【2020最新】ハイレゾ対応イヤホンランキング。"高音質"なイヤホンを厳選

普通のイヤホンとは一線を画す、ハイレゾ対応のイヤホンをランキング形式でまとめました。

メーカーや無線、重低音など、自分好みのイヤホンを見つけましょう!

 

そもそも音楽ってどうやって再生しているの?

ハイレゾについて理解しやすくするために、音楽が再生される仕組みを説明します。飛ばしても構いません。

音楽を再生するには、まず音源のデジタルデータをアナログデータに変換する必要があります。この変換の過程をDA変換と言います。これにはcpuもしくは変換専用のDA変換チップが使用されます。

デジタルは1か0でしか表せないため、無限の段階で表せるアナログ信号に完全復元することは不可能です。

そのためフーリエ変換と呼ばれるもので断続的なデジタル信号から継続的なアナログ信号にし、元の信号に出来る限り近づけます。

その後、アンプを通して信号が増幅され、イヤホンへと渡されるのです。

 

また、音源は大まかに2つのスペックがあります。周波数とビットレートです。それぞれ『~khz/~bit』という風に表記します。

周波数は一秒間に音を記録する回数、ビットレートは音を記録する段階のことです。

192khz/24bitであれば、一秒間に19万2000回、1677万7216段階で音を記録していることになります。

 

ハイレゾって何?

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ハイレゾとは、CDよりも周波数やビットレートが高いデジタル音源のことを指します。

基本的に「48khz/24bit」以上のデジタル音源のことを指します。

CDと比べて低ノイズで、音の表現力があることが特徴です。

しかし、情報量が多いため、DA変換出来る機器が限られてきます。

 

よって、ハイレゾ対応の再生機器が必要です。

 

 

CDとハイレゾの具体的な差は?

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CDは『44.1khz/16bit』、ハイレゾは基本的に『48khz/24bit』以上のものを指しています。

44.1khzと48khzの差はほとんどありませんが、16bitと24bitの差は大きいです。

16bitは6万5536段階、24bitは1677万7216段階です。数字だけみれば凄い差ですよね。

人間は13~14bitを下回ると音の劣化を認識すると言われています。

それなら16bitで十分であると考える方もいるかもしれませんが、デジタルボリュームやノーマライズイコライザーなどによってbit深度が落ちるのです。よって、余裕を持った24bit音源は劣化を感じにくいです。

また、ハイレゾ音域を広げるだけでなく、人間の可聴域の矩形波の精度を高め、変換時の計算誤差によるノイズを減らす効果があります。

ピアノの鍵盤が細かくなり、左右に鍵盤が増えた感じと言えば分かりやすいと思います。

 

実はハイレゾに意味はない!?

ここまでお読みの方はもうお気づきでしょう。

先程も申し上げた通り、ハイレゾ音源への対応はDA変換時のみに必要なものであり、変換後のアナログ信号が通るイヤホンのハイレゾ対応に大した意味は無いのです。

強いて言うなら高周波の再生への対応が必要ですが、ハイレゾ音源によって拡張される音域は可聴域外であり、これについては様々な意見を持つ人がいます。

それなのになぜここまでハイレゾイヤホンをうたっているものが売り出されているかと言うと、メーカーの誇大広告が原因です。ハイレゾという言葉は初心者を呼びやすく、高価な商品も売りやすいのです。よく調べてから買う等、対策を取りましょう。

しかし、ハイレゾ対応の製品は音質やチューニングに気を使ったものがほとんどで、初心者の方に分かりやすく高音質な製品であると示せるメリットもあります。そのため今回はハイレゾ対応をうたうイヤホンのみをご紹介します。

 

ハイレゾ対応イヤホン選びで重要なことは?

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ハイレゾ対応イヤホンのランキングを見ていく前に、選ぶ上で大切なポイントを押さえておきましょう。

・有線 or 無線

・価格

・音の傾向

これらの点についてより詳しく確認しておきましょう。

 

有線 or 無線

ハイレゾ対応のイヤホンは、大きく有線タイプと無線タイプに分けられます。

有線タイプは音質が良い一方、装着時の動きやすさに難があります。

無線タイプは音質は有線に比べて少し劣りますが、機能性が多かったり、動きやすかったりします。

 

価格

せっかくの高音質イヤホンですから、価格帯には気遣いたいものです。

ハイレゾ対応イヤホンは普通のものに比べて高価です。

数千円のものから数十万円のものまであります。

自分の予算に合わせて選びましょう。

 

音の傾向

これが一番難しい点です。

人によって好みの音は違いますので、気に入ったイヤホンを見つけてから試聴しに行ってみるとさらに良いでしょう。

 

【2020最新】ハイレゾ対応イヤホンランキング

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イヤホン選びのポイントが理解出来たところで、今回おすすめのハイレゾ対応イヤホンを価格帯、接続方式別にランキング形式で紹介していきます。

 

おすすめ有線イヤホン(~10000円) 

この価格帯は新規を獲得しやすく、各メーカーがしのぎを削っています。

今回はその中でも特に評価の高いモデルを5つ紹介します。

第5位 intime【アンティーム】碧 -SORA- 2

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第5位はintimeという日本企業が発売している約6500円の碧 -SORA- 2。

グラフェン振動板を採用し、爽やかな低域と解像感のある高域を実現しています。

ハウジングは金属の真鍮を採用し、高級感を醸し出しています。

さらにはケーブルをまとめるクリップも付属し、コストパフォーマンスの高さは群を抜いて高くなっています。

音の傾向はドンシャリ気味で、打ち込み系の音楽には最適なイヤホンです。

 

 

第4位 final E1000

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第4位は日本企業であるFinalのE1000です。

価格は僅か約2500円。安価で高音質なイヤホンが欲しいという学生の声に答え、音質とコストパフォーマンスに全振りしたモデルです。

6.4mmの高精度なダイナミックドライバーを採用し、量感のある低域とバランスのよいチューニングを実現。

エネルギーのある音で、最近流行っているアーティストの曲を何でもそつなくこなせます

日本企業の熱意と技術力が感じられる一品です。

また、コントロールボタンが付いたE1000Cもあります。

 

final E1000 カナル型 イヤホン (ブラック) FI-E1DPLBL
 

 

第3位 Audio-Technica CKR-70

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第3位はAudio-TechnicaのCKR70です。

価格は約8000円

ハウジングには削り出しのアルミニウムを使用し、剛性と音質を高めています。

1000分の1mmの精度でオーダーされたφ11.8mmの大口径ダイナミックドライバーにより、聴き疲れせず、フラットな音域を実現しています。

 

 

第2位 SONY IER-NW500N

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第2位はSONY IER-NW500Nです。

このイヤホンはXperiawalkmanと接続することで真価を発揮します。

ノイズキャンセリング機能によって、外の余計な音をほぼ完全にシャットアウトして音楽を楽しむことが可能です。

またヒアスルー機能も搭載し、周りの環境音を取り込みながら聞くことも可能です。

 

 

第1位 final E2000、E3000シリーズ

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10000円以下部門の第1位はFinal E2000、E3000シリーズです。

オーディオマニアからも名機コンビと名高いシリーズです。

どちらも筐体にアルミニウムを使用しており、高級感のある仕上げとなっています。

私が聴き比べたところ、E2000はやや曇りがちだが楽器やボーカル類にエネルギーがあり、ロックやポップスに向いていて

E3000は楽器やボーカルの生感がよく表現されており、ピアノを使った曲やオーケストラに向いていると感じました。

 

final E3000 カナル型イヤホン FI-E3DSS

final E3000 カナル型イヤホン FI-E3DSS

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

おすすめ有線イヤホン(~50000円)

この価格帯からはイヤホンに使う素材に選択肢が多くなり、各メーカーから良製品が発売されています。今回はその中から3つご紹介します。

 

第3位 SONY XBA-N3

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 第2位は、SONY XBA-N3です。

価格は約32000円

このモデルは重低音が強く鳴り、楽しみながら高音質を味わうことに重点が置かれています。

中~高域はSONY独特のチューニングがなされており、ロックやポップスにおすすめのイヤホンです。

 

 

第2位 Final E5000

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 第2位はFinal E5000。E2000やE3000の上位モデルです。

価格は約3万円

アコースティックチャンバーの採用によってクリアな低域再生を実現しています。

また強調した音域を作らないチューニングにより、モニターライクな音質に仕上がっています。

ケーブルはスーパーコンピュータ「京」用のケーブルを開発した潤工社との共同開発品を採用高純度な銀メッキに加え、ケーブルを保護する皮膜を他製品の10倍の厚さにしています。

これにより耐久性や音質を、クラスを超えて押し上げています。

また、断線を起こしやすいプラグ部分について、5万回以上の屈曲試験に耐える仕様となっています。

このイヤホンはMMCXコネクターにより、万が一ケーブルが断線しても付け替えることが可能です。

 

第1位 intime【アンティーム】碧 -SORA- Ti3

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 50000円以下部門の第1位は、intime【アンティーム】碧 -SORA- Ti3です。

価格は約2万円

筐体にはチタン合金を採用し、共振を防いだ解像感の高い音が味わえます。

独自開発のセラミックツイータVST2を搭載し、沈み込むような低域とそれに鳴り負けない中高域を実現しています。

チューニングバランスや解像感は6万円クラスのイヤホンと比べても見劣りしないとオーディオマニアも言うほどで、intimeのフラッグシップ機にふさわしい製品です。

音の特性はドンシャリで、ロックやポップスに向いています。

 

おすすめ有線イヤホン(50000円~)

この価格帯はハイエンド帯に属し、各メーカーからフラッグシップモデルが発売されています。ハイエンド帯は好みによる部分が大きいです。ここではおすすめの製品を5つ紹介します。

 

第3位 EMPIRE EARS Legend X Japan Gold

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第3位はEMPIRE EARS Legend X Japan Goldです。

お値段なんと25万7000円。

専用設計のBAドライバと2年もの歳月を掛けて開発したダイナミックドライバをそれぞれ4基と2基搭載し、ドライバごとに音域を振り分ける技術によってかつてない音質を実現しました。

音場の広さはイヤホンとしてはトップクラスで、まるで開放型ヘッドホンかのようなリスニングが体験できます。

どの音域もトップクラスの鳴らし方をしてくれる、イヤホンの主席とも呼ぶべき存在です。

www.e-earphone.jp

第2位 SONY IER-Z1R

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第2位はSONYのフラッグシップイヤホン、IER-Z1Rです。

価格は約20万円

SONYの最高峰ブランドであるSignature Seriesに属します。

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3つの異なるドライバーを組み合わせ、低域、中域、高域、最高域と再生域を分けるHDハイブリッドドライバーシステムを採用し、出力された音波が最適化されて組み合わされる仕組みになっています。

またハウジングには貴金属であるジルコニウム合金を採用。そこに日本の職人によるペルラージュ加工が施されています。これらにより耐久性を高め、装飾品としての価値すら生み出しています。

曲がもたらす空気感と、大音量時のスケール感や躍動感を細部まで再現するほどの音質で、まるで特等席で聞いているかのような体験が出来ます。

 

SONY IER-Z1R ステレオヘッドホン

SONY IER-Z1R ステレオヘッドホン

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

第1位 Final A8000

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堂々の第1位はFinal A8000。価格は19万8000円です。

世界で初めて極薄ベリリウム箔(トゥルーベリリウム)を使用した振動板を搭載しています。

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 Finalはこの製品の開発にあたり、距離が離れたところに定位した音が明瞭であるという音の印象をよくすることに目を付けました。いわゆるトランスペアレントな音です。

それを世界初の技術によって実現させたイヤホンです。

その音の特性は「究極の普通の音」音の上流にある再生機器やアンプの特性をフルに引き出します。世界で最もリファレンスに近いイヤホンと言って良いでしょう。

どんなジャンルでも聞くことが出来ます。

 

 

おすすめ無線イヤホン

無線イヤホンは有線イヤホンに比べてバリエーションが少ないため、大きな括りで3つご紹介します。 

 

第3位  SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700

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第3位は、h.ear in 2 Wireless WI-H700です。

価格は約12000円。安価にハイレゾが楽しめるモデルです。

ネックバンド型を採用しています。

LDACとDSEE HXを採用し、どこでも手軽にハイレゾが楽しめます。

 

 

 

第2位 Audio-Technica ATH-ANC400BT

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 第2位は、Audio-Technica ATH-ANC400BT

です。

価格は約3万円

ネックバンド型と呼ばれるタイプのイヤホンです。

ノイズキャンセリング機能を搭載する他、ヒアスルー機能も搭載しています。

USB Type-C+ノイズキャンセリング機能を搭載し、ゲームを遅延無く楽しむことが出来ます

また、3.5mmステレオミニジャックの有線接続が可能で、有線でもハイレゾを楽しむことが出来ます

 

 

第1位 SONY WI-1000XM2

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第1位はSONY WI-1000XM2です。

価格は約33000円

ネックバンド型の採用によりイヤホンが落下する危険性が無く、スポーツにも向いています。

SONY独自開発の「QN1」プロセッサー搭載により業界最高水準のノイキャン性能を有します。

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また異なるユニットをハイブリットで搭載することで、低音から高音までこめ細やかな表現を可能にしています。
また、SONYおなじみの補間技術であるDSEE HXを搭載し、様々な音源をハイレゾ相当で聴くことが可能です。

 

 

 

 

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まとめ

好みのイヤホンは見つかりましたか?

是非あなただけのお気に入りを見つけてみて下さい。

 

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